よしのーと!

吉野アンバサダー

「薬膳から始まる癒しの旅」を企画してみました!

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アンバサダー Cチームのはらだ なおこです。

吉野アンバサダーの活動では、吉野の歴史について学んだり、吉野の名産品を手にする機会が豊富なため、吉野の魅力について詳しく知るようになりました。そんな吉野について「もっと多くの方に魅力伝えたい」「ぜひ旅行してみてほしい」という想いから吉野を巡る旅行プランを企画しました。

吉野には、「吉野葛」「柿の葉寿司」「茶粥ちゃがゆ」といった代表的な食べ物があります。
「吉野葛」は、和菓子や料理に利用される食材で、その歴史を辿ると、古来から根の部分が生薬として流通されていたといわれています。また、吉野名物の茶粥には、健康茶や薬膳茶に利用されている「大和当帰とうき」という生薬が含まれており、この生薬を育てている農家さんが吉野にいらっしゃることを知りました。

「薬草」「生薬」「漢方」…。
「吉野は古くから『薬になるもの』と深い関係がある。薬という言い方だとちょっと固いし、敷居も上がってしまうため、『薬膳』をテーマにツアープランを考えてみてはどうだろう」

これがCチームのチームの「薬膳」をテーマにしたツアープランの始まりでした。

生薬「大和当帰」

薬膳を起点にさらに吉野の歴史について調べていくと「吉野には、修験道総本山として知られる金峯山寺きんぷせんじがあり、大峯山おおみねさんで修行する山伏たちが薬草を煎じて薬を作り、それが市中に出回って普及した」とか。「山伏から薬屋さんになった人もいる」とか。

「薬膳」「山伏」「修験道」…。
これらは、吉野で昔から深い繋がりがある。

「吉野で薬膳を学んでから、山伏になった気持ちで修験の道を歩く。修験の道を歩いている中で、薬草に触れ、さらに薬膳について知識を深める。」
「一般の人が、気軽にそんな体験ができる旅行プランは面白そう!」

そういえば、私は薬膳のワークショップやセミナーをよく受講しており、参加者には女性が圧倒的に多いと感じていました。健康志向の高い女性は、薬膳茶を飲んだり薬膳料理を食べたりして健康を維持しようと考えられている人が多く、その人たち向けに、「薬膳を学んで、味わい、薬草に触れながら吉野山を歩いて健康になる」「仕事で疲れている世代の20~40代の女性を中心に、薬膳で健康になって、吉野山で癒される」こういったコンセプトであれば分かりやすいし、敷居も高くないため、ツアーにピッタリということになり、チームのみんなで旅行プランの計画を開始しました。

生薬「サイコ」として使われる植物「ミシマサイコ」

 

旅行プランについて

概要

  • 吉野に訪れる前に、事前に修験道の本や薬草手帳などを読むことで吉野への理解を深めます。
  • 1日目は、吉野産の野菜や生薬を自分たちで収穫して、それぞれの身体に合った薬膳料理を作って食べます。
  • 2日目は、寺院での修行体験で吉野の修験道の歴史を知り、その後に薬草や植物に触れながら吉野の山を歩きます。

 

魅力

  1. 薬膳を学ぶことで「自分の体質」と「今の体調」と「今の季節」に合った食材を知り、自分たちで野菜や生薬を収穫して薬膳料理を作ることで、心や身体のデトックスとパワーチャージができる絶好の機会になります。
  2. 山伏の法話や早朝勤行などの体験により、吉野の歴史をリアルに体感し、吉野に宿泊しなければ味わえない経験を得ることができます。
  3. 森林や植物に触れたり、吉野山を歩いたりして気持ちの良い時間を過ごすことで、溜まっている日々の疲れを癒して、幸せな気持ちで帰ることができるはずです。

 

ターゲット層

「自然に癒されたい」、「カラダの不調を感じている、パワーチャージしたい」と思っている人。特に、仕事に疲れている20~40代の女性向けです。

 

1泊2日で楽しむ「薬膳から始まる癒しの旅」

【1日目のテーマ】薬膳をテーマに吉野で収穫し、自分の身体に合う薬膳料理を作る

<大事なこと>
薬膳の基本は、「自分の体質」と「今の体調」と「今の季節」に合った食材を選んで食べること。これを「証」に合うものを選ぶといいます。

<自分の体質をチェックシートで確認>
体質チェックシートで、自分は特にどんな素材を取り入れたら健康になれるか、疲れが回復できるかがわかったら、たくさん食べる必要がある素材も分かります。

<薬膳料理のメニュー例>
春:大和の茶粥、吉野しめじの佃煮、吉野ゴマ豆腐

⇒ 収穫体験は、大和茶の茶摘み体験。大和の茶粥をみんなで作ります。

 
夏:柿の葉寿司、冷やし吉野葛そうめん

⇒ つゆの薬味(ミョウガ、ショウガ、ネギなど)をみんなで収穫。柿の葉寿司を鮭・鯖・鯛・海老・穴子・サンマなどのネタから選んで作ります。

 
秋:秋の七草粥、粕汁

⇒ 秋の七草に大和当帰やネギをプラスで収穫して、粕汁の野菜(だいこん、人参など)も一緒に収穫。七草粥or粕汁どちらかを選んで、2グループに分けて作るのもおもしろいと思っています。

 
冬:薬膳鍋

⇒ 鍋の野菜(大和だいこん、はくさい、茄子、きのこなど)を収穫して、みんなで具沢山の薬膳鍋を作ります。

<吉野葛の実演を見学>
・中井春風堂さんで葛料理の実演を見学します
・葛のスイーツ(葛餅・葛きりなど)や葛湯を食します

<薬膳料理を作ってから山伏さんの出張法話>
・当日に収穫した野菜や生薬を使って、薬膳料理を自分たちで作って食べます
・修験道について理解を深めるために山伏さんの出張法話を聞きます

 

【2日目のテーマ】寺院での修行体験などで吉野の歴史に触れ、森林や植物に触れながら吉野の山を歩く

<寺院での修行体験>
・6時30分からの金峯山寺での早朝勤行に参加します

<吉野山歩き体験>
・吉野山のボランティアガイドと一緒に歩き、吉野の植物のお話をして頂きます
・道中では、寺社仏閣にも立ち寄ることで吉野山の歴史への知識を深めます
・吉野山のお土産を購入したり、グルメを堪能します

<雨天の場合は、櫻本坊で過ごす体験プラン>
・「止観瞑想しかんめいそう」「写経」「写仏」の中から選んで体験します
・吉野山の寺院ならではの体験をすることで心身ともに統一します

Cチームの皆さんで考えた旅行プランですが、仕事で疲れている世代の女性にはリフレッシュするのにピッタリだと考えています。薬膳の知識を得ることができ、吉野の歴史や自然を存分に堪能したい方にはおすすめです。

 

はらだなおこ

大阪生まれ、大阪在住。旅人/クリエイター。海外の旅は30ヶ国以上。そこでしか味わえない映画体験と交流会『time.share』の代表。映画ライターでもあります。吉野は千本桜に感動。四季全て訪れてみたいと思っています。
Instagram ID:makever https://note.com/harada_naoko

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奈良県吉野町を盛り上げるため、全国から集結した吉野ファンの集団が「吉野アンバサダー」です。約60人のメンバーそれぞれが独自の経験や特技を生かして商品開発やイベント企画などに取り組んでいます。

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